現在、全国の本屋・コンビニなどで発売中の
2020年1月号 PHPスペシャルに
私の特集記事が掲載されています。

今回のPHPスペシャルのテーマは

「自分にやさしくする練習」

私の本を読んだPHPの方が、テーマに
ぴったりなのでぜひ！とお声がけくださり

「自分にも他人にも優しくなれる言葉」
～自分ファーストで幸せになる～

という内容で書かせて頂きました。

「自分に優しく」「自分を大事に」
という意味でいうと、最近
心理学の世界で注目され始めている

「セルフコンパッション」
（自己慈悲＝慈悲の心を持って自分に接する）

もまさに「自分に優しく」ということになります。

何か失敗したり、うまくいかなかった時に
自分にダメだしをしてしまったりと
セルコンパッションが低い人は

●人間関係においてうまくいかない。
●悲観的になる
●目標が達成しずらくなる。
●先延ばし・後回しが増える
●ネガティブな事、囚われやすい。
●人生の満足度がダウンする

と悪い事づくし！！

だからこそ、セルフコンパッションつまり

自分に優しいかどうか？
自分を大切にできるか？

は、幸せな人生にとってかなり重要スキルです。

自分に優しくする=自分に甘くなる！？

ただ「自分に優しく」というと

「自分に甘くなるのでは・・」

つまり

「甘くなって良くない方向へ行くのでは？」

というような質問が必ずでてきます。

そういう時は、こう考えてみてください。

例えば子供が、
ご飯でなく、お菓子ばかり食べたい！
といったら、どうするでしょうか？

あなたが愛や慈悲の心を持って接するなら
OK！とは言いませんよね？

なぜなら、長期的に見ると、
その習慣は愛する子どもの健康を害し、
不幸な事になるからです。

ここで
「子供に嫌われたらいやだからOKにしよう」
と思ってしまうと、それは
愛でも慈悲でもなく
「目先の評価やメリットベース」になります。

これは、自分自身に対しても同じことなのですが

「目先の評価やメリットベース」

で考えてしまうと、
目先よくても、長期的には
イマイチな選択をしてしまいがちなのが
人間というものです。

でも、真の自己愛や
慈悲の心を持って考えたら
本当の意味で何が大切か自然と分かってきます。

また、親子関係で言うと

よく親が普段何気なくやっている言動が
子供にうつってる！！という話を聞きますが

何気なく親が普段言っている言葉は
そのまま子供の潜在意識に刷り込まれますので

親のセルフコンパッションが低いと、
子どももセルフコンパッションが
うまく育めない傾向があり

親のセルフコンパッションが高いと、
子供のセルフコンパッションは
育まれやすくなります。

ここは我が家の例を話すと、
分かりやすいかもしれませんので、1つご紹介してみますね(^^)。

私がミスしたりすると、最近、年長の娘が

「お母さん、人間は誰でも失敗するんだから
仕方ないよ。間違わなかったらロボットだよ」

と声をかけてくれます。

また娘は、自分が何かミスった時も

「人間だから、まあこういう事もあるよね。
私もロボットじゃないんだから」

とつぶやいています。きっとお友達がミスを
しても同じ言葉をかけてあげることでしょう。

これは、私や娘がミスをした時に
私が日常生活の中で呟いていた言葉が
すっかり彼女の思考になっていた例なのですが

では普段、私が自分が間違えたりミスった時に

「あ～私って本当にダメだなあ。
なんでこうしなかったんだろう、もう！！」

とか言っていたらどうなるでしょう？

それは娘の潜在意識にじわじわしみ込んで、
娘のふとした思考や口癖に出やすくなります。

そういう意味では
あなたの思考や口癖は、周囲にも
ジワジワと深い影響を与えているのです。

自分を大切な人と同じように扱う

セルフコンパッションが高いと
自分だけでなく人にも寛大になり、また
ミスや失敗をしても立ち直りやすくなるため

●人間関係がうまくいく！
●楽観的になる
●臆せずチャレンジできるようになる
●目標が達成しやすくなる
●人生の満足度があがる！

と、良い事がいっぱいあります。

ただ、「自分に慈悲の心を持って接する」
という言葉は、概念として理解できても

「具体的に、どうすれば？」と思うと
なかなか落とし込みずらいものですよね。

こういう時に、一番簡単なのは

「大切な人にも同じことを言うか？」

で考えてみる方法です。

何か失敗して凹んだ時、自分に対して
「あ～ダメだな。私バカだな、ほんと！」
という言葉が頭をめぐったとしましょう。

では同じように、親友がミスで凹んでいたとして、あなたは

「ああ、ミスするなんて、ダメだな～～。
あなたはバカだね、ほんとに！」

と声をかけるでしょうか？

そう聞くと、みんな

「絶対に言いません～～～」

と口をそろえて言います。私が

「どうしてですか？」

と聞くと

「傷つくし、落ち込みますよね」
「余計に凹んで立ち直れなくなりそう」

と答えてくれるのですが

自分が自分にそう言ったら
自分だって傷ついて、凹んで、落ち込んで
余計立ち直れなくなります！

自分を本当に大切にしようとするなら
大切な親友にやらない事は
自分にもやるべからず。

「親友の気持ちを受け止め、なぐさめ、
落ち着いてもらう為に、どう声をかけるかな？」

そう考えた時に、
親友にかけようと思う言葉を
自分にもかけてあげてください。(^^)

そのほうが早く落ち着けて、元気がでて
やる気が出て、がんばれて、立ち直りも
早くなれて、挑戦も怖くなくなって
周囲に優しくなれて、いいことザクザクです。

今年も、もうすぐクリスマス。

自分を大切にするセルフコンパッションで
あなたが、自分や周囲に様々な恩恵を
もたらす最高のサンタとなって

素敵な12月＆心休まる年末と
なりますように！(^^)

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●PHPスペシャル1月号（12月10日発売）
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