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11.282019
やりたい事を続けられる人が、必ずしている事
はなまる学習塾にて「心の教育」について
講演をさせて頂きました。
100名程のお申込があり、
外部講師では過去最多だったそうです。
今日は、そこで話した心の教育や
やりたい事を続けられる人が、必ずしている事
それを意識した「オズ家の心理学子育て」
について、もう少し詳しく話したいと思います。
講演では、心というのは目に見えないので
ひとりの人間を、ひとつの国として考えると
日本人のメンタリティにあわせ
た「心の教育」がわかりやすくなる!
という話からスタートしました。
そして海外の学校では、
国語や算数のように
心の授業がある国も多いのですが
日本には道徳しかありません。
道徳は
「周り・相手を見たうえで、あなたはどうするのが一番かな?」
ということです。
国でいうなら
「周辺国を見て、あなたはどうしてあげるのがいい?」
みたいな事がメインであり、そうなると
「やってあげるのが優しくて正しい」
「やらないと、なんか罪悪感を感じる…」
みたいになって、
あなた王国が何を感じていて、
あなたの国内の状況はどうなのか?
あなた王国の国民はどうしたいか?
にはフォーカスしません。
そうやって周辺国の事情を優先して動き
自国内の声(心の声)に耳を傾けなくなると
あなたの心王国の国民のやる気は下がります。
やらなければいけないことに取り組む秘訣
例えば
子供の勉強や、大人の仕事を考えてみた時
自分がどんな方向性・ビジョンに向かいたいのか?
ということが分からずに、日々やみくもに
様々な勉強や仕事をこなしても
楽しくありませんよね?
逆に、自分の好きな事や、やりたい事なら
山や谷があったとしても、やっていて楽しいものです。
でも、日常の中で
自分の本音を脇に置いたり
理性で抑え込んだりしていると
目先のやるべきことばかりに囲まれて
やる気が続かなくなるのです。
また、大人がそうなるのは分かるけど
「子供なら、誰でも心の声がわかるだろう」
と思うかもしれませんが
全くそんなことはありません。
子供にとっても、それは練習です。
よく子供が勉強嫌いとか宿題をしないとか
やるべき事をやらないという相談を受けますが
大人だって「やるべきこと」は
そんなにやりたくありませんよね?
後回しにしているうちに、
どんどん物が溜まり
部屋が散らかって…とかもそうですが
やるべきだと思っていることに
積極的に取り組める大人が少ないのに
子供にそれを求めても
なかなか難しいと思います。
ただ「やりたい事・好きな事」の手前に
「やらなければいけない事」
が色々ある場合だと
それは乗り越えていく事ができます。
小さいレベルでいえば
遠足前の準備は楽しくなくても、絶対やる!
みたいなもんです。(^_-)-☆
自分の人生も、子育ても
そういう視点で色々な設計をしていけば
「自然と自分でやりたい事は続けられる」
という結果になってきます。
我が家の子育てでも、それはとても意識しています。
全部は書ききれませんが、0~1歳位から
本人が好きな事を感じて選ぶという体験を
意識的に練習させていましたし
年小の頃には、海外の子達と英語で
もっと遊びたかったという経験から
「英語をもっと勉強したい」
と親に言いに来て英語に通い始めました。
年長になると、
行きたい小学校に入るために、
半年くらい毎日1時間ほど勉強していました。
というのも、
娘が年中の頃から色々な小学校の
体験授業に遊びに行かせていた時期があり
楽しかった~位なら地元の小学校にしようと
思っていましたが、
その中で一つだけ
「保育園を出たら、この小学校に行きたい!」
と私達に言ってきた小学校があり
「その小学校に行くためには勉強しない
といけないんだけど」
と言ったら
「勉強する!」
というので、
一緒に塾に行き娘にも話を聞いて貰い、
その場で本人にどうするか聞いた処
「やる!」ということで、その場で
塾の先生と握手をして、行く事になりました。
その後、半年、毎日1時間ぐらい勉強する事
になるのですが
(学校がおもしろいところで
暗記系ではなく、主に思考系の学びでしたが)
まあ人間ですから、(予想通り)途中で
ウダウダしている日もありました。
そんな時
「それなら、その小学校に行くのをやめてはどうか?」
という事を私から何度か真剣に言いましたら
「それは絶対にイヤ!」
と言って勉強を続け
彼女が行きたかった小学校に合格。
「園児がそこまでやるとは・・!?」
と言われることもありますが
それは、彼女の心王国にとって
凄くやりたかった事ことだからであり
彼女にも続かなかった事は多々あります。
自分で決めたことを、自分で守る
人は「これかも?」と思ってやってみたら
「違ってた…」という事は
案外多いものですし、
子どもなら尚更多いものです。
ですから、彼女が途中で「やめる」と言えば
私もやめさせたと思います。
人は変わり続けるので
一度決めたことは永遠ではありません。
だから途中で変えてもいい事であり
心の声を聞いてしっかりと方針を変えるなら
それはそれでいいのです。
ただ、
彼女が自分の心王国の声を聴いて
彼女が決めた事の責任を取る練習をしてもらう
ということは、日常でとても意識しています。
だから、私が彼女によく言うのは
「自分との約束は守りなさい」です。
日々の生活の中でも、時間に余裕がある時は
基本、本人にいつまでに何をするか
決めてもらい、その時間になると
音が鳴るようにしてあります。
こちらが一方的に決めて、それに従う練習
ばかりしていると、それはできても
「自分で決めて、それを自分で守る」
という練習ができません。
心の習慣も、筋肉と同じで
一日にしてならず!
練習を日々重ねていくことで
自分で決めた事をやる(自分との約束は守る)
という「心の筋肉」をつける工夫を
日常でやっています。
なので、こういえばすぐ全部よくなる!
なんていう魔法はなくて
大人も子供も
日常の些細な積み重ねが
「心の教育」=心筋肉作り、心の習慣作り
そのものなのです。(^^)
大人も子供も、心は鍛えられる
心理は私の専門領域ということもあり
我が家の子育てには、心のアプローチが
あらゆる瞬間にちりばめられています。
最近の彼女が最近好きな本
(寝る前に読む本)は
20年前のベストセラーでもある
「チーズはどこへ消えた?」だったり
学校で嫌なことがあると、それをしっかり
受け止めた後、瞑想して手放す遊びをしたり
(彼女の好きな事を瞑想に繋げています)
夜寝る前は、一日の感謝の時間を持ったり
(感謝は精神安定に良いという研究多数)
という事が習慣になりつつあります。
大人になっても、こうして自分で自分の心を
うまく扱っていけるようになるといいなと、
何気なく日常に溶け込ませているのですが
これは
子供だから大人だから
という話ではありません。
算数や漢字ドリルと一緒で、全ての
「心の教育」も「練習」だということです。
どんなことも
沢山練習したら、少しずつできるようになり
練習しなかったら、出来るようにならない
それだけなのです。
だから練習すれば、
心の筋肉は必ずつきますし
少しづつうまくなります!
心の習慣は、継続した練習の結果です。
何を練習したらよさそうか?
ひとりでも、親子でも、
ぜひ意識してやってみてくださいね。(^^)/
そして…
これ以降はお子さんがいる方や
子どもと触れ合うことが多い方向けに
「心の教育について」少し付け足しますので
ご興味ある方だけ、どうぞご覧下さい。
どんなことも教え方が
上手な先生と下手な先生がいるように
大人が実践して言語化できていれば
子どもは混乱なく受け止めやすいですし
大人が実践できてなくて、言語化も下手だと
子どもはよくわからなくなりやすい
ということはあります。
だから子どもだけ
変えようとすると上手くいきません。
大人の生き方は、態度にでますし
対応にでますし、言葉にでます。
20年間、心理臨床現場にいて多くの事例を
見ていると、親子のやりとりがその子の
未来や自信に与える影響の大きさには日々
驚くばかりです。
習い事、勉強、テスト、受験、不得意な事、
片付け等、親子の鬼門となりやすい所にこそ
実は色々な「宝」が眠っています。
親がそれに気付けると宝を取り出せますし
気付かないと、鬼門にはまりがちです。
自分の心王国をよく見ていれば、
その「宝」に必ず気付けるものです。
そんな話も含め、親&子どもの心の教育に
ついて、もっと知りたいな~と思った方は
今回のはなまる講演のように呼んで頂ければ
お話にいきますが
はなまる講演に来れなかった方や、
講演に来て、もっと先を知りたい方の為に、
12月から始まる
「心の教育について深めていく3ステップ講座」
もありますので
(平日午前開催・既に残席1)
ご興味あれば文末をご覧下さい。
また、平日は無理だけど、
週末なら行きたい!という声も
結構もらっているので、
そういう方が多い場合には、今後、
その方々向けに来年以降で
「心理学を使った子育て講座」を創る予定です。
そこでは、オズ家の日常アプローチ法も
たくさんお話したいと思っています^^
<受付中のセミナー>
【心の教育】
心王国が安定&繁栄する3ステップマスター講座
平日午前 12月19日(木)開始の
3回連続講座です。
2回目、3回目はオンライン開催です。
残席1ですので、ご興味あれば早めにご覧下さい。
<心の教育講演でも引用したオズの著書>
ストーリーでわかる!
他人に振り回されない心理学(大和出版)