良い気候の秋がやってきましたね(^^)。

とはいえ最近、有名人が命を絶つニュースが増え
その話を受講生やクライアントから
振られることも増えましたし
実際３か月連続で自殺者も増えており
女性が４割増・子どもは倍増（８月時点）です。

そこで今日は、新型コロナ時代
多くの人がいま最も見落としがちな

「心の栄養」

について、お伝えしていきたいと思います。

「我慢」と「学習性無力感」が心を枯渇させる！

まずコロナ以降、私達の中のある
「心の栄養」は随分枯渇しています。

人類が地球に生まれてこのかた
こんな長期にわたり、地球全体の人類が
室内に閉じ込められ、動きを止められる事は
かつてありませんでした。

集まることで生き抜いてきた人間が
集まることが危険となって集まれず

人と会って話すことも憚られ、
行きたい場所へ自由に行く自由も奪われる…

つまりこの半年の大変化に
人間の無意識、集合無意識の世界では

恐竜時代に、隕石が突っ込んできた並に
大きな衝撃が走っており、その違和感を
理性でなんとか抑え込んでいる状態なのです。

つまり、私たちは今
とてもよく頑張っているといえます！

さらに、日本人は我慢がもともと上手です。

「お友達に譲ってあげて偉いね」のように
あなたも子供時代、「何かを我慢するとエラいね」と
褒められた経験があるのではないでしょうか？

褒められるというのは、良くも悪くもパワフルな体験です。

ですから何かを我慢して褒められる
ということが刷り込まれた私たちは

大人になっても無意識に
「何かを我慢する事を良いこと」と捉え
何かと我慢しようとしてしまいがちです。

こうして普段から無意識に我慢上手な日本人に
新型コロナの我慢が長期的に乗ってくると

無意識の中では、我慢の圧力が高まり
抱えきれなくなって、何かの形で現れてきやすいのです。

さらに

多くの人の深層心理の中では
「学習性無力感」も発動中です！

学習性無力感というのは…

微量ながら不快に感じる電流を床に流し

「色々試行錯誤すれば電流が止まる部屋」
「どうやっても電流を止められない部屋」

にそれぞれ犬たちを分けた実験が有名です。

しばらくして、その部屋から出された
全部の犬たちを次に

「部屋の中の、低い敷居をまたげば、
電流の流れない空間に簡単に行ける部屋」

にいれたところ

前回どうやっても電流をとめられなかった
部屋にしばらくいた犬たちは、なにもせず
電流の流れたエリアに留まり続けたのです。

つまり

「自分の力ではどうにかできない」

と思う環境に長くいると、それを学習してしまい

「自分でもっとどうにかできる状況に
なっても動き出すことができない」

となるのが、学習性無力感です。

コロナで閉じ込められた私たちは
「自分の力でどうにかできないこと」
を数か月に渡り経験してしまいました。

そうなると、未知のウイルスだったものが
世界中で様々な研究や結果がでてきて
徐々に既知のウイルスになってきても

以前のようには動けない心境というものが、
自然と生まれてきます。

家に高齢者や基礎疾患がある方が同居して
いるというような何かの事情がなくとも

「ちょっとカフェにいくのもやめてる」
「楽しみのためにお出かけしなくなった」

というように

以前はしていたような事を
緊急事態宣言でやれなくなった後から
今でもあまりやっていないという人が
意外にも、まだ多いのです。

しかしこれがいつ収束するかはわかりません。
過度に続けすぎてしまうと、
心の栄養が枯渇するリスクも高まります。

「心の栄養」を蓄えて、これからの季節を乗り切ろう

未知のウイルスの時は確かに最高レベルで
警戒することも大切ではありましたが
世界中でさまざまな研究も進み、今は当時と同じではありません。

Ａ）ワクチンと薬があるのに、
毎冬1日あたり３～５万人が感染し、
年間７５～１００万人が感染。年間で約1万人が死亡
（感染後の合併症等も含む）

Ｂ）ワクチンと薬はないが、1~10月で約8.5万人が感染、死亡は約1600人

あなたは、AとBがあったらどちらが怖いですか？

というとみんな

「ワクチンと薬があるのに、こんなに死んでしまうＡ」

というのですが

Ａはインフルエンザです。
（Ｂが新型コロナでした※10月頭時点）

ワクチンと薬があるにもかかわらず
相当恐ろしい数値を叩き出してくる
インフルエンザと、いままで
うまく付き合ってきた私たちならば

最低限、守るべきことはやり
きちんと気をつけて過ごしていけば

この秋、心にもっと栄養をあげながら
過ごしていくこともできるはずです。

冬はインフルエンザや新型コロナウイルスによる
混乱を恐れている人も多いと思いますが

この冬は確かにどうなるか分からない部分があるからこそ
クマが冬眠前に栄養をしっかり補給するように

この秋は、あなたの心の栄養を補給するのに
とても大切な時期！

病気とは、気が病むと書きますが、
心の栄養不足のまま冬に突っ込んでしまうと
来年の春以降まで動けなくなってしまい
気が病む人が増えてしまいます。

だからこそ、この秋は、

「心の栄養を、しっかり蓄える事」

を普段より意識しておきましょう(^^)。

心の栄養については

日常編：日常の中で出来る、心が豊かになったり煌めく瞬間を増やす

非日常編：いつもとはちょっと違う非日常のリフレッシュをしてみる

という２視点で考えてみるのがオススメ(^^)。

この二つがダブルで補給されると
随分と心の栄養が満ちてくるはずです。

また

「動」（どこかへ行く、何かをするなど、動的な滋養up系）

「静」（読書や瞑想など、内面的な滋養ＵＰ系）

どちらもあるとバランスがよくなります。

あなたなりの「心の栄養補給計画」をたてて
心に気が満ち満ちてくる、
素晴らしい秋をお過ごし下さい！(^^)

 

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