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12.52020
ヨーダに学ぶ!寄り添いの極意とは?
色々な本に、どんな時も
「まずは相手の気持ちを受け止めましょう」
と書いてありますが
それをやってもどうも上手くいかない・・
という時はありませんか?
今日は、先日フェイスブックで予想以上に
反響のあった、オズ家のトラブル突破共感法
「急がば回れ!朝の時間こそ瞬間最大風速で寄り添う!」
の後ろに大幅な解説を加え、ヨーダも使いこなす
「共感で物事をスムーズに進める人が
やっている、たった1つのコツ」
をお伝えしたいと思います。
まず我が家で先日こんなことがありました。
朝起こしにいくと、娘がズボンが気持ち悪い!
と不機嫌かつ半泣きに。
どうやらちょっとだけお漏らしをしたらしい・・
私「シャワーする?そのまま着替えたい?
それとも拭いて着替える?」
娘「どっちもやだ~~(涙)。
気持ち悪いから何もしたくない!!」
どうやら本人が一番ショックを受けているんだなと思う。
こういう時は、まず娘の気持ちに瞬間最大風速で寄り添う。
「うんうん、そうだよね~。
お母さんも同じことになったら、
シャワーも着替えもいやになっちゃうな。
あ~わかるな~その気持ち。
そりゃ全部やりたくなくなるね~」
私がしみじみそんなことを言っていたら、
1~2分で娘の涙が止まる。
「そうか、おかあさんだってそうなんだから、
そう思って当たり前か!?」
と思ってもらえたかな?
そして、ちょっと落ち着いたのを見計らって
「じゃあ、好きなの選んでいいよ。
シャワーがいいか、着替えがいいか、
あったか~いタオルで拭くのがいいか、
どれがいいかな?」
「あったかいタオル」
「温かいタオル作ってくるね~。
ここで拭くのがいい?それともリビング?」
「ここがいい」
「おっけ~、じゃあここだね。待ってて」
温かいタオルを作って戻り、その後
「ここでパンツとズボン履く?それともむこうで履く?」
「ここがいい」
「そうしよう!」
このあたりでもうすっかり、いつも通りのご機嫌に^^
朝は時間がないから、つい急がせようと思ってしまうけど、
大抵は、急がせないのが一番の早道。
また、些細な事でもいいので
「本人に選択権を与える事」で、
「自分で物事をコントロールできてる感」を
取り戻せると、気持ちはとっても落ち着きやすい。
ただ・・
気持ちに共感してすぐ動いてもらおう!!
という焦りや構えがあると、その気配は伝わり、
急がば回れのはずが、周りっぱなしになる。
これは親子でも、大人同士でも実は同じです。
よく本に、どんな時も
「まずは相手の気持ちを受け止めましょう」
と書いてありますよね?
でも、それをテクニックとしてやっても
どうも上手くいかないな・・と言う人も
多いのですが、それは大抵の場合
「相手の気持ちを受け止めた後」
に気持ちが行ってしまっているのです。
例えば、あなたに凄~く嫌でショックな
出来事があったとします。
それをパートナーに泣く泣く話した時
「なるほど。ところで週末の事なんだけど」
と、すぐ違う話題にされたら
え、そんなにあっさりスルー・・?
(ガーン)
と感じませんか?
でも次に気になっていることがあると
人間は意外とこういうことをしてしまっていますし
そこまで言わなくても
次に気になっていることがあると
なんとなく相手にバレているものです。
自分が傷ついたりショックを受けた立場だと
「そんなに軽くスルー出来ない事なんだけど!」
と感情的になってしまう半面
体験した本人以外にとっては、
他人の話なので、冷静になりすぎるのが
人間というもの。
でも、ずっと共感しているのも大変・・
という気持ちもわかります。
こういう時は、
なんとなくテクニックとして
共感しているほうが
ず~っと時間が長引く!!!
とまずは覚えておいてください。
次にどうしたいかを考えながら
他人事で聞いていても、それは
相手にとって「わかってもらえた!」
という気にならないのです。
そういう時は
もし同じことが
自分に起こったらどういう気分か?
を
瞬間最大風速で
ほんの30秒でいいので
全力で感じてみてほしいのです。
その時のポイントは、
スターウォーズ最強のジェダイである
ヨーダが既に教えていました!
Don’t Think, Feel!
そこにフォースの力は眠るのです。
で、今回の私の場合だと「おもらししたら?」です。
今はもうおもらししてないから
気持ちが分かりません・・というのは
「お客様の気持ちに立ってみましょう」
「え?私、お客さんじゃないからわかりません」
と同じです。
もう大人でおもらしなんかしないじゃん・・
という冷静な自分は、一旦脇に置き
もしこの年齢で、朝起きたら
なぜかお漏らしをしていて
パンツやパジャマが濡れていたなら~~
と全力で想像し、感じてみるのです・・
すると・・
あああ悲惨・・・もう最悪な気分で
自分に衝撃が走っています。
その人になり切ってみると、
子供もおねしょがしたくてする子なんて
一人もいないだろうなと確信します。
何しろめちゃくちゃ気持ち悪いのですから・・
さて、さらに衝撃をうけるあなたの前に
パートナーや家族が現れたとしましょう
そこで何と言われると最悪な気分が
どん底に落ちる可能性があるか、まず想像します
「何やってんの!!?その年齢なのに?」
「うわっ、パジャマも下着もベッドも濡れてるじゃん!」
「も~一体何してるの!!」
と言われたらどうでしょう?
さらに奈落の底へと落ちていって、その日立ち直れる気がしません。
(大人でもそうなら、子どもはもっと感情に飲み込まれて動きが悪くなるはずです)
では、次に、何と言われるとホっとするかを
全力で想像し、感じてみます。
「実は俺も昔、お漏らししたことあるけど、びっくりするよね。わかるわ!」
「風邪ひかないように、シャワー浴びる?着替え持ってこようか? 」
「温かいものものでも用意しておくから、シャワー終わったら飲んだら?」
このあたりはどうでしょう?
さっきの奈落の底とは随分違う気持ちで
一日を過ごせそうです。
つまり、
全力で相手の心を感じたプロセスから
出てきた言葉が、自然と口に出る
そこに、フォースの力は宿るわけです。
小手先テクとか、きれいごとじゃなく
「全く同じ状況に陥った私が言われたら
マジでほっとする言葉をかけてみる」
これができれば、相手の心にそれは届く!
これは大人にも子どもでも同じです。
嫌いな人にやる必要はありませんが、
あなたが好きな人、理解したい人に対しては
ぜひ全力で寄り添ってみてあげてくださいね(^^)。