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ずっとやる気が続く!第3のモチベーションとは?

本やテレビを見てやる気になったけど
数週間もすれば継続できてない・・
そんな経験はありませんか?

また、モチベーションの低い部下や同僚、
やる気を出してくれない子供や家族に
手こずったりはしていないでしょうか?

今日はやる気を研究している
ダニエル・ピンクを元に

「どうしたらやる気を維持できるのか」

を、お伝えしていきます。

アメとムチは時代遅れ?!

まず、ダニエル・ピンクは

多くの企業や業務が
「モチベーション2.0」と名付けられた
時代遅れの動機づけを基本としている

と言っています。

「モチベーション2.0」では

人間は報酬を求め、罰を避けたがるため

人を動かす最良の方法は
「アメとムチによる外発的動機づけ」

という前提になります。

分かりやすく言うと

怒られるからやる(ヤバイからやる)
とか
褒められるからやる(外的評価の為にやる)

というのがコレに入ります。

あなたの人生はどうでしょうか?(^^)
また、家族はどうでしょう?

例えば、親が子供に

「~~したら、~してもいいから」(アメ)
「~~しないと、怒られるよ」(ムチ)
「勉強した方が、将来の為」(アメ)
「勉強しないと将来困るわよ」(ムチ)

とか言うのは、
旧モチベーション2.0ワールド

モチベーション2.0では、
外部要因がなければ、
人間はやる気を起こさず
進んで活動をしないそうです。

もし相手がこれだと、いつまでもこちらが
褒めたり叱ったりしなければ
続かず大変ですし
根本的解決にならない事も多いです。(^^;)

こういう時は、
一体どうしたらいいのでしょう?

第3のやる気を目覚めさせる

ここで、朗報なのが

人間には「第3のやる気」が存在する!

という事です

それを「内発的動機付け」といいます。

これがあると
外からの罰や報酬がなくても
その活動自体によって
「自分の内面から湧き出る満足感のため」
に活動を続けられる事が立証されています。

ピンクはこれを「モチベーション3.0」
と呼んでいます。

 

そうなると自分や、相手の中の

「モチベーション3.0を目覚めさせる事」

が実は一番の解決法となります。

でも
それって、具体的にどういうこと・・?
という人のために

今日は、ひとつの事例として

我が家の娘(年中さん)の
モチベーション3.0を目覚めさせるの巻

をご紹介してみたいと思います。(^^)

ゴールデンウィークに家族で
台湾に行ったのですが

少しでもグローバル化を、自分の肌で感じて
何かを感じとって欲しいと
(つまり、内的やる気のモチベーション3.0を発動して欲しいと) 

滞在中は、観光というよりも
現地に住む、台湾人の親友の子供達と
私の娘が遊ぶ機会を沢山作る事にしました。 

そうすれば、国際化していく世の中で何が必要か
自分の肌で気付くだろうと思ったからです、

遊んでいる間、結果的に、子供達のやり取りは
大半は(レッツゴーとかサンキューとか)
簡単ではあるものの、やりとりが英語になり
(大人同士も英語になってます)

子供達で沢山遊びまくり、2日が過ぎた夜
年中の娘が、私と夫の所にやってきて言いました。

「私、もっと英語を練習したい!」

さらに話は続き

「台湾人のお友達が日本に来た時は、
自分が
面白いと思う場所へ
案内してあげたいから!」

と言うではないですか。

「キターーーー!!!」←親の心の声

そこで私と夫が
「何事も継続して練習しないと上手にならないから
じゃあ・・毎週、英語を勉強しに行く?」
と言うと
娘「うん、行く!」 というわけで、
5月から英語を学びに行き始めました。

こういう動機が、外からの罰やご褒美がなくても
その活動自体によって
「自分の内面から湧き出る満足感のため」
に動く事ができるというモチベーション3.0
内発的動機づけです。

内発的動機づけの三大要素

二人の心理学者 リチャード・ライアンと
エドワード・デシによると

人を内発的に動機づけるための三つの要素
というものがあります。1つ目は

熟達
「自分の行っている事をもっと上達させたい欲求」

先ほどの娘の例でいうと
「もっと英語を上手くなりたいという欲求」

2つ目は

関係性
「他人と良い関係を持ちたいという欲求」

先ほどの娘の例でいうと
「台湾人の友達ともっと話したい欲求」
「自分でよいと思う日本の遊び場に、今度案内してあげたいという欲求」

3つ目は

自律性
「自分で決めたいという欲求」

先ほどの娘の例でいうと
「英語を練習したいので、学びに行くと決める」

この、熟達、関係性、自立性の
3点が揃うと

非常にパワフルなやる気になる!

と言われています。

あなたの子供時代を思い出してほしいのですが

大人から「勉強はしたほうが役立つよー」
と言われた時、心に響いたでしょうか?

これを聞くと、どんな人もまず
「響かなかったですね・・」と言います。
(私も響かなかった記憶あります・・)

人の心は、理屈では動きませんから
例えば、勉強やら国際化やら何かの重要性を
言葉で語っても心に響かない。

だから、
アメ(褒められる)とか
ムチ(やらないとヤバイ)みたいなことで
動く(動かす)羽目になるわけですが

でも、本人の中から
「なぜやるのか」
「なぜやりたいのか」

「やれたらどうしたいのか」
それが内発的欲求として出て来れば

アメとムチが無くても
自発的に動き続けられるわけです。

百聞は一見(一体験)にしかず

そして

体験は、内発的動機付けを生む源泉

です。

自分の心も、誰かの心も
心が動かないと「やる気」は出ません。

自分のモチベーションを
または誰かのモチベーションを
上げたいときは

あなたのアプローチそのものが
モチベーション2.0ワールドに留まってないか?

に気を向けましょう。

アメ(メリットや外的評価の為にやる)

ムチ(ヤバイからやる)

で動かす世界に留まってしまうと

モチベーション3.0を使う事ができません。

今日の台湾旅行の例はひとつの例ではありますが

「相手のやる気が自然と湧いてくる仕掛け作り」

が出来ているかな?と、考えてみて下さいね。

またアカデミーでは、このような学び
「モチベーション3.0は、どう起動できる?」
など、様々な心理学を日々実践しつつ
皆で共有していける継続オンラインラーニングクラスがあります。
ひとりだとどうやって実践していいのやら・・とか
実践しても質問がいっぱいあって‥という方は
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