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2.92020
田口ランディさんのクリエイティブ・ライティング@自由が丘
水曜夜にEssential management School(EMS)で
「創作とは社会貢献である」
という田口ランディさんの講座を受けた後
週末にランディさんの
クリエイティブライティングを受講してきました!
以前、夫が参加。
今回は自由が丘で家から近いし!と勧めてくれたのです。
ただ・・申込んだ後
「あの田口ランディさんに文章を教えて貰うなんて
怖れ多すぎない?そもそも私が行っていい講座だっけ・・?」
と感じていたのも事実です。
でも夫や小説家を目指しているわけではないEMS仲間の
「受講して楽しかった!」という声に勇気を貰い
行ってみると、木とアロマが香る
ゆったり心地よい空間が私を待っていました。
そして
「潜在意識の中に色々眠っている魚を捕まえて、料理する
その釣りの仕方を教えるのがクリエイティブライティング」
とのこと。
テクニックを教える文章講座は沢山あれど
テクニックを教えるだけの講座ではないんだろうな~
と思って楽しみにしていましたが
その通りの素晴らしい内容でした。
その人の中にある深いものをしっかり表現した時
いかに相手に伝わるのかということが
まざまざと感じられました。
論文を書く時と小説を書く時は、人間の意識状態も
もちろん違うのだと思いますが
書いた人の意識深度が
読む人の意識深度に影響するんでしょうねぇ。
ただそこにメタ認知を伴った表現力がないと
観客を置いてけぼりにしてしまうんだという事も
よ~く分かった講座でした。
そしてランディさんは
「深い意識に潜るときに、書くという左脳的な作業
があることで、意識が飛びすぎたり、不要に深い
ところに行き過ぎない」
とおっしゃっていましたが、ここが物凄く腑に落ちました!!
私も長年行っている催眠療法(※1958年米国心理学会
米国医師会に認められた心理療法。ヒプノセラピーと
呼ばれる)では、セラピストが様々な角度から質問をし
瞑想的な意識状態のクライアントがそれに答える事で
どんどん進んでいきます。
色々質問されては答えるとなると
やはり言語化しなければならず、頭を使います。
それにより、クライアントの顕在意識が働いて
コントロール不能にならないように繋ぎとめているのだ
と、私も感じていたからです。
ただそれを意識できているセラピストもいれば
意識できてないセラピストも結構いて
意識してないセラピストは、質問というより
自分の判断でどんどん誘導してしまうために
嫌な思いをする方も一定数いらっしゃるようで
私の所にこういう経験をした方々が時々きます。
(催眠療法が誤解される気がして残念です~~)
ランディさんが言う通り
「原稿に書く」という行為は
口で説明する事より
もう少し理性的な感じがしました。
私も20年間、心理臨床現場にいますが
この短時間で一気に15~20名
ひとりひとりと向き合い
深いところへと導いて、素晴らしい文章まで
書かせてしまうランディさんは、まさに魔法使い。
普通の文章講座だと、絶対こうならないはず!!
私も、一杯ダメだしされたら?と
ドキドキしていたものの(←勝手な妄想)
「大変よく書けています。文章力もあり素晴らしい才能アリ」
という、ランディさんからの嬉しすぎるコメントを
書いて頂き(何かの奇跡!)その原稿はお守りにします(^^)/
「表現のもとは、個々の記憶」
というランディさんの言葉が
体感としてふかーい所で納得できた
素敵なクリエイティブライティングでした!